「要精密検査」とは?血液検査項目を詳しく解説!

血液検査の結果で要精密検査になる項目について

医療初心者

血液検査の結果で「要精密検査」と表示される項目があると聞きました。具体的にどんな項目があるのでしょうか?

医療専門家

要精密検査とされる血液検査項目には、例えば肝機能や腎機能の指標となる数値があります。具体的にはASTやALT、クレアチニンなどが該当します。これらの数値が異常値を示した場合は、さらなる詳しい検査が推奨されます。

医療初心者

なるほど、具体的な数値が気になります。それ以外にも、要精密検査となる項目はたくさんあるのでしょうか?

医療専門家

はい、他にも血糖値やコレステロール値、白血球数なども要精密検査の対象となることが多いです。これらの数値が基準値を大きく外れる場合は、生活習慣の見直しや追加検査が必要になります。

要精密検査になる血液検査項目

血液検査は、体内の健康状態を把握するための重要な手段です。健康診断や病院で行われる血液検査では、さまざまな項目が測定されますが、その中には「要精密検査」とされる項目があります。これらの項目が異常値を示すと、さらに詳しい検査が必要とされることがあります。以下に、要精密検査となる主要な血液検査項目を解説します。

肝機能検査

肝機能を評価するための検査項目には、主にAST(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ)やALT(アラニンアミノトランスフェラーゼ)が含まれます。これらの値が高い場合、肝臓に何らかの障害がある可能性があります。例えば、肝炎や脂肪肝、肝硬変などが考えられます。一般的には、ASTとALTの基準値は以下の通りです。

  • AST: 10-40 U/L
  • ALT: 5-40 U/L

これらの数値を超える場合、精密検査が推奨されます。

腎機能検査

腎機能を評価するための代表的な項目はクレアチニンです。この値が高いと、腎臓の機能が低下している可能性があります。基準値はおおよそ0.6-1.2 mg/dLです。クレアチニン値がこの範囲を超えると、腎不全やその他の腎疾患が疑われ、精密検査が必要となります。

血糖値

血糖値の測定も重要な項目です。特に空腹時血糖値が126 mg/dL以上の場合は、糖尿病の可能性があります。糖尿病は、放置するとさまざまな合併症を引き起こすため、早期の対応が重要です。基準値は以下の通りです。

  • 空腹時血糖値: 70-99 mg/dL

この範囲を超える場合は、追加の検査が必要です。

脂質検査

脂質の状態を調べるための検査には、総コレステロール、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)、HDLコレステロール(善玉コレステロール)が含まれます。特にLDLコレステロールが160 mg/dL以上の場合、心血管疾患のリスクが高まるため、精密検査が推奨されます。一般的な基準値は以下の通りです。

  • 総コレステロール: 140-200 mg/dL
  • LDLコレステロール: 70-130 mg/dL
  • HDLコレステロール: 40-60 mg/dL

これらの数値が基準を超える場合、生活習慣の改善や追加検査が必要です。

白血球数

白血球は体内の免疫機能を担う細胞で、白血球数が多い場合は感染症や炎症の兆候であることがあります。基準値は約4000-10000 /μLですが、これを超える場合、精密検査が必要です。

まとめ

血液検査の結果で「要精密検査」と表示される項目は、肝機能、腎機能、血糖値、脂質、白血球数など多岐にわたります。これらの数値が異常である場合、さらなる検査が必要となり、早期発見や治療が重要です。定期的な健康診断を受け、自身の健康状態を把握することが大切です。健康は何よりも大切な資産ですので、しっかりと管理していきましょう。

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